新幹線と船で行く壱岐の旅 JR西日本がタイアップ/長崎
JR西日本が“離島”への誘客に力を入れる。その舞台は長崎県壱岐島。5―9月、壱岐市とタイアップし、商品設定やプロモーションの展開で山陽新幹線・博多駅からの気軽な壱岐への旅を実現させようというものだ。
同社では、京阪神などから新幹線で博多までやってきた旅行者に対して、“博多のその先”となるデスティネーションを模索。その中で、壱岐は離島ながらも博多駅から博多港までバスで15分、港からジェットフォイルで約65分で着くという近さに着目した。海に囲まれた環境や古代の歴史ロマンに彩られた「国境の島」としての歴史を持つ壱岐の魅力にも注目し、この取り組みに壱岐市が呼応した。
期間中は、新幹線と船による壱岐へのアクセスを促進させる施策を展開。同社ネット予約で新大阪・新神戸駅発―博多駅着の「スーパー早特きっぷ」を購入すると(5月12日―7月13日乗車分)、博多港から壱岐島までの片道乗船料が半額になる。主要旅行会社では団体・個人型の専用旅行商品も設定する。
また、同社管内の駅や列車内にポスターを掲出するほか、ウェブサイトで特設サイトを設けて壱岐の魅力をアピール。5月18、20日には大阪ステーションシティ・アトリウム広場で「壱岐プレミアムマルシェ」を開き、特産品の販売や壱岐市キャラクター「人面石くん」の登場などで来訪を呼びかけた。
情報提供:トラベルニュース社