わかやま歴史物語 県内100のストーリーを旅のモデルに
和歌山県が推進する観光ブランディングのひとつ「わかやま歴史物語」。神話の時代から近代まで、県内に根付く歴史を一般客にもわかりやすい「旅のモデル」として発信するものだ。そのストーリーの数は100。このほど、これをまとめた冊子が完成し、県観光振興課や県観光連盟は広く配布、県内外にアピールを図っている。
「わかやま歴史物語」の推進は昨年度から本格的にスタート。世界遺産高野山や熊野古道、真田幸村ゆかりの地など、和歌山県観光の一大素材である歴史を改めて洗い直し、歴史と“インスタ映え”スポット、人、文化、食、温泉、体験など様々な観光の要素と絡めて、和歌山県ならではの歴史紀行を提案する。
冊子ではもちろん100のストーリーを紹介。なかでも、那智勝浦町の熊野那智大社や那智の大滝、新宮市の神倉神社などをめぐる「神武東征神話」の旅、古代の豪族・紀氏の墓と伝えられる和歌山市の岩橋千塚古墳群など古代から、幕末・明治期に活躍した陸奥宗光が生まれた和歌山市や、多分野で功績を残した学者・南方熊楠ゆかりの田辺市へ近代の歴史を求めての旅など、歴史ロマンあふれるコースを特集している。
あわせて特設ウェブサイトも開設。旅のモデルの詳細を掲載している。URLはhttp://wakayama-rekishi100.jp/。
情報提供:トラベルニュース社