ジャルパック、跡見女子大と連携、阿蘇の観光復興でツアー造成

  • 2018年5月30日

 ジャルパックはこのほど、跡見学園女子大学の観光コミュニティ学部観光デザイン学科で准教授を務める篠原靖氏による「篠原ゼミ」、熊本県南阿蘇村、国土交通省九州地方整備局と連携し、九州地震からの阿蘇地域の復興に向けた「南阿蘇観光未来プロジェクト」を立ち上げた。さまざまな観光企画コンテストで優勝した実績を持つ篠原ゼミが、阿蘇地域の観光による復興支援のために着地型旅行商品を企画。ジャルパックが阿蘇村や九州地方整備局と協力して商品化し、誘客を支援する。

 具体的には、南阿蘇地域の観光素材のブラッシュアップに加え、九州地方整備局が5年後の完成をめざす南阿蘇村の「立野ダム」を観光資源としてアピール。ダムや港、トンネルなどを見学する「インフラツーリズム」の先進モデルの構築をめざす。

 11月から来年3月までの期間にモニターツアーを数回実施する予定で、10月に同ツアーを発売する予定。5月24日にプロジェクトのキックオフ会議を開催しており、6月以降に現地視察をおこなう予定という。