旅の中心に“体験” JTB調査、工場見学や観光列車が人気
JTBはこのほど、体験型旅行に関するウェブアンケート調査の結果をまとめた。「体験が旅先の決定に影響を与える」が約6割になるなど、旅における“体験”の存在感の高まりを感じさせる結果となった。
旅先を決める際にその地で体験できることが「影響する」が20.4%、「どちらかというと影響する」が36.2%、あわせて約57%が“体験”を重視している結果に。「2018年は体験型旅行が増えると思うか」の問いでも「増える」が17.8%、「どちらかというと増えると思う」が50.0%と関心の高さがうかがえる。
過去3年間での体験した事柄は、工場見学、観光列車への乗車、果物狩りなど収穫体験の順に多く、この3つが抜けて多い。同社では、このような体験を盛り込んだツアーが多く企画されていることが影響しているとみている。では今後したい体験は、観光列車への乗車が1024票で最多。2位の工場見学が684票ということを考えると、観光列車への憧れはかなり高そうだ。
経験者数トップの工場見学では、お菓子、食品、ビール・酒類などの飲食系への興味が高く、夫婦や家族で出かけたいという結果に。注目を集めるインフラツーリズムに関してはダムや鉄道関連施設に興味を示す人が多かった。
調査は同社の旅のアンケート「たびQ」で1月、全国の20歳以上の男女を対象に実施した。有効回答数は2130。
情報提供:トラベルニュース社