加LCCウェストジェット、首都圏への就航を検討、夏に発表へ

  • 2018年5月17日

 カナダのカルガリーに本社を置くLCCのウェストジェット航空(WS)は、2019年中の日本への新規就航を検討している。このほどカナダのハリファックスで開催された旅行商談会「ランデブーカナダ2018」で本誌のインタビューに応じた同社ビジネスディベロップメントマネージャーのルイ・ゴセリン氏は「すでにカナダ政府に対して認可の申請をしている」と説明。就航地については「東京を予定しているが、成田か羽田は分からない」と話した。8月にも正式発表する見通しという。

 同社の日本路線開設については、今年の2月に海外の一部のメディアが報道。日本に加えて中国にも就航を検討している旨を伝えていた。

「ランデブーカナダ」でのWSのブース   日本と中国への新規就航は、19年初頭に3機のB787型機を導入する計画に伴うもの。その後は5年間にわたり、計10機を導入するという。そのほかWSは、27年までにB737MAX7型機を23機導入する予定。

 WSは1996年に創業。ハブ空港はバンクーバー、カルガリー、トロントで、B737型機やB737MAX型機、B767型機、ボンバルディアQ400型機を保有している。現在は北米、中米、カリブ海、欧州の100都市以上に定期便を運航。175社以上の航空会社と提携し、日本では日本航空(JL)とコードシェアを実施している。