旅工房、バリの旅行会社を子会社化、海外展開強化
旅工房はこのほど、インドネシアのバリ島に本社を置く旅行会社のPalm Mas Dewata Tour & Travelの株式を取得し、子会社化することを発表した。海外事業の強化に向けたもので、約2億5500万人の人口を有し、経済成長率も著しいインドネシアの訪日旅行需要を取り込むとともに、日本からインドネシア、インドネシアから第三国への旅行者も獲得する。契約締結は5月23日、株式の譲渡は7月1日を予定する。
旅工房によればPalm Mas Dewata Tour & Travelは、バリ島などに8軒のリゾートホテルを所有し、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、レストラン、スパ、食品加工などの事業も展開するRamayanaグループの旅行会社。設立は1993年で、資本金は5億インドネシアルピア(約400万円)。2017年12月期の売上高は342億9700万ルピア(約2億7438万円)で、当期純利益は6億2900万ルピア(約503万円)の赤字となっている。
旅工房は投資上限である67%の株式を取得。残りの株式は同グループの持株会社であるPT. Ramayana Niaga Investamaが25.6%を、個人株主2名が7.40%を保有する。なお、19年3月期の連結業績への影響については軽微で、業績予想の修正は予定していないという。