阪急交通社グ、17年度海外は10.5%増、3月も1割増
阪急交通社グループ3社の17年度(17年4月~18年3月)の旅行取扱状況で、海外旅行の取扱額は前年比10.5%増の2066億900万円となった。主力の阪急交通社は12.0%増の1663億3300万円。業務渡航系2社のうち、阪急阪神ビジネストラベルは2.2%増の412億4700万円、阪神トラベル・インターナショナルは0.1%減の33億4800万円となった。なお、3社の取扱額の合計はグループ内取引を相殺した上で発表している。
18年3月の海外旅行の取扱額は10.4%増の190億4037万円で、このうち阪急交通社は12.3%増の153億1299万円。創業70周年を記念したキャンペーン商品を展開したことで全般的に好調に推移しており、なかでもヨーロッパ、中国、韓国、台湾、ベトナム、カンボジア、ハワイの取扱人数が前年を大きく上回った。
阪急阪神ビジネストラベルは1.9%減の37億3869万円。中国、インド、インドネシア、アメリカなどで前年を上回ったが、ベトナムやタイ、台湾で前年を下回った。ヨーロッパは前年並みだった。阪神トラベル・インターナショナルは7.3%増の3億1461万円だった。
3社の国内旅行の17年度の取扱額は5.5%増の1361億4200万円、外国人旅行の取扱額は0.5%増の27億6500万円で、総計は8.4%増の3455億1800万円。3月単月は国内旅行が0.1%減の124億2011万円、外国人旅行は22.4%増の1億9698万円、総計は6.1%増の316億5746万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。