ANAとJAL、GWの国際線予約人数は6.9%増、予約率79.3%
全日空(NH)と日本航空(JL)が4月20日に発表したゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)の国際線の予約状況で、2社の予約人数の合計は前年比6.9%増の53万7975人となった。座席数は4.8%増の67万8133席で、予約率は1.6ポイント増の79.3%だった。
NHの座席数は3.8%増の36万4723席、予約人数は8.0%増の28万1157人で、予約率は3.0ポイント増の77.1%に。一方のJLは座席数が5.9%増の31万3410席、予約人数が5.7%増の25万6818人で、予約率は0.2ポイント減の81.9%となり、減少したもののNHを上回った。
方面別では、NHの予約人数は「リゾート」(成田、羽田/ホノルル線)が1.3%減の1万1872人となった以外は前年を上回った。最も伸び率が高かったのは「中国」で29.9%増の7万7146人。訪日客が好調に増加しているという。予約率が最も高かったのは「欧州」と「リゾート」の81.1%で、欧州は0.5ポイント増、「リゾート」は7.1ポイント減。予約率の伸び率の1位は「中国」で、17.3ポイント増の77.9%となり、最も落ち込んだのは「リゾート」の1.3%減だった。
JLの予約人数で最も多かった方面は「東南アジア」で5.2%増の6万1863人。人数の伸びが最も高かったのは、昨年9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」で、65.6%増の5847人だった。「グアム」は今夏ダイヤで成田線を期間増便していることなどから、37.1%増の7970人と大きく増加。NHでは減少した「ハワイ」は5.3%増の2万7523人と伸長。一方「欧州」は4.6%減の2万3472人、「韓国」は16.4%減の1万5952人と前年を下回った。
予約率が最も高かったのは「グアム」で1.4ポイント減の89.6%。伸び率が最も高かったのは「中国」で11.0ポイント増の84.8%、最も減少したのは「韓国」で10.7ポイント減の77.3%だった。
期間中のチャーター便や臨時便については、JLがチャーター便として成田/コロール(パラオ)間を2往復運航する予定。NHはチャーター便・臨時便ともに予定はない。
日本発のピーク日は、NHが4月27日から29日、JLが27日と28日となる見込み。日本着のピーク日はともに5月5日と6日を挙げた。