ユナイテッド、ミクロネシア線をさらに再編、ロタは運休

  • 2018年4月19日

ロタ島の風景(c)マリアナ政府観光局  ユナイテッド航空(UA)は5月末に、グアムなどをハブ空港とする地域航空会社のケープエア(9K)とミクロネシア線に関する提携を終了し、9Kが46席のATR42型機を使用し、UA便名で1日5便を運航しているグアム/サイパン線と、三角運航しているグアム/サイパン/ロタ線をネットワークから除外する。一方で6月1日からは、グアム/サイパン線をビジネスクラス16席、エコノミープラス42席、エコノミークラス108席、計166席のB737-800型機で、1日1便を自社運航する。1日あたりの同路線の座席数は、64席減少することになる。

 UAによれば、今回の決定はグアムやサイパンの住民から同路線へのジェット機導入の声を受けたもので、プロペラ機のATR42型機は悪天候などで運休するケースが多いため、ジェット機による運航で安定運航をめざすという。

 一方、グアム/サイパン/ロタ線の三角運航については運休を決定。9Kは現在、全46席のATR42型機でグアムからサイパン、ロタの順に経由してグアムに戻る便を週4便、逆周りの便を週3便運航しているが「B737-800型機で運航しては需要に見合わない」という。

 UAによれば、6月1日以降の9K運航便を予約している乗客には、4月23日から順次連絡し、別便への振替または返金の案内をおこなう予定。旅行会社への情報提供も始めているという。


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