JTBグループ25社（※）の2月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比0.8％増の670億100万円となった。団体旅行は3.1％増、企画商品は2.1％増、手配旅行を含む個人旅行は0.6％増で、それぞれ前年を上回った。

　団体旅行のうち、一般団体は「官公庁・自治体」が22.5％増、「組織」が4.3％増、「提携販売」が4.0％増となった。教育団体は6.6％増だった。

　企画商品のうち、エースJTBは1.6％増で、取扱人数は1.1％減。方面別では、北海道が10.2％増、近畿が4.0％増、関東が0.4％減などとなった。

　訪日旅行を含む国際旅行は1.5％増の64億1100万円。なお、「サンライズツアー」の3月の人員ベースの取扱実績は13.9％増で、昨年は4月16日だったイースターが今年は4月1日になり、前後の連休の時期が前倒しになったことから好調に推移した。4月2日付の予約状況は4月が0.9％減、4月が28.3％増、6月が20.7％増。

　宿泊などの予約サイト「JAPANiCAN.com」の3月の人員ベースの取扱状況は8.7％減で、3月31日付の予約状況は4月が22.4％減、5月が16.6％減、6月が9.7％減。2月中旬の春節の需要が高かった分、先行予約が鈍化しているという。

　なお、2月の海外旅行は11.2％増の491億400万円で、その他を含む合計は4.7％増の1225億1600万円となった。海外旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。

※JTBグループ25社：JTB北海道、JTB東北、JTB関東、JTB首都圏、JTBコーポレートセールス、JTB中部、JTB東海、JTB西日本、JTB関西、JTB中国四国、JTB九州、i.JTB、JTBグローバルマーケティング＆トラベル、JTBビジネストラベルソリューションズ、JTB沖縄、PTS、JTBグランドツアー＆サービス、JTBメディアリテーリング、朝日旅行、JTB京阪トラベル、JTB、JTB国内旅行企画、JTBワールドバケーションズ、エイ・ビー・アイ、トラベルプラザインターナショナル