トリップアドバイザー、宿泊施設向けに新広告枠、検索結果と連動

  • 2018年4月12日

 トリップアドバイザーはこのほど、宿泊施設向けの新たな広告スペース「スポンサー提供枠」を本格的に導入すると発表した。ユーザーが同サイトで宿泊施設を検索した際に表示される検索結果一覧ページの上部に、掲載を希望する宿泊施設の情報を「スポンサー提供」の表示とともに掲出するもの。有料マーケティングツール「トリップアドバイザー ビジネスアドバンテージ」に申し込んでいる宿泊施設が対象で、すでに3ヶ月間にわたりベータ版を提供していたという。

 同社によれば、広告は検索結果と紐付けて掲載するため、確度が高い見込み客に直接アプローチし、予約につなげることができるという。広告料金は3種類で、詳細については公開していないがクリック数に応じて決定し、料金の上限は宿泊施設が設定できる。

 トリップアドバイザーによれば、ベータ版では1万軒以上の宿泊施設が広告を利用し、好評だったとのこと。例えばイタリア・ソレントの「グランド・ホテル・アミンタ」は、40日間スポンサー提供枠で広告を掲出したところ、ウェブサイトの直接予約が40%増加したという。