カンボジアの新興航空会社がGSA指名、関空線開設へ
カンボジアの新興航空会社のスモール・プラネット・エアラインズ・カンボジア(RD)はこのほど、国際チャーター専門会社のエアインターを日本地区総代理店(GSA)に指名した。18年冬ダイヤ期間中の関空/シェムリアップ線開設をめざす。エアインターによれば、現在は週2便から週4便程度の運航を検討中で、本社との調整が終わり次第、関係当局の認可取得に向けた準備を進めるという。
RDは欧州でチャーター便の運航を中心に展開する、リトアニアのスモール・プラネット・エアラインズ(S5)のグループ会社。S5は昨年10月にカンボジアで運航者証明書を取得し、同月にRDを設立した。本社はプノンペンに置き、株式の出資比率はS5が29%、カンボジアの投資会社が51%、RD役員が20%。全180席のA320-200型機を2機保有しており、今年中にはさらに1機を追加するという。
RDのハブ空港はシェムリアップで、これまでにシェムリアップ/マカオ間、マカオ/ニャチャン、デンパサール間などで定期チャーター便を運航。関空線が実現すれば初の定期便となる。利用者のほとんどが日本発となる見込みで、今後は国内の大手旅行会社を中心に航空券のセールスを開始する予定。
このほか、将来的にはシェムリアップから国内外の空港を経由し、成田に就航することも視野に入れているという。なお、日本/カンボジア間のチャーター便は現時点では計画していない。