JNTO、新理事長にJR東日本会長の清野氏、任期5年

  • 2018年3月28日

 政府は3月27日の閣議で、日本政府観光局(JNTO)の次期理事長に東日本旅客鉄道(JR東日本)会長の清野智氏を任命した。任期は4月1日からの5年間。現理事長の松山良一氏は退任する。

 清野氏は1947年生まれの70歳。東北大学卒業後の1970年に当時の国鉄に入社し、民営化後はJR東日本で人事部長、常務取締役、副社長、社長などを歴任した。4月1日からは同社顧問に就任する予定。現在はJR東日本の会長に加えて、東北観光推進機構の会長を務めている。

 国土交通省によれば、27日の閣議後会見で国土交通大臣の石井啓一氏は、今回の人事について「清野氏は長年にわたり鉄道業界を支え、近年は東北観光の振興と東北経済の発展に寄与してきた。幅広い識見とリーダーシップはJNTOの目的達成に必要不可欠」などと説明。なお、東北観光推進機構によれば同機構の次期会長は未定という。