ハウステンボス、世界初の「移動式球体型水上ホテル」開業へ
ハウステンボス(HTB)は3月6日、昨年12月の決算発表会で明らかにしていた世界初の「移動式球体型水上ホテル」の開発に関して、今月に実証実験を開始すると発表した。ホテルの名称は未定。4月28日に同園沖の大村湾の無人島に開業する「JURASSIC ISLAND」への移動手段としても機能する。
同ホテルの直径は6.3メートル。3フロアに別れており、このうち3階が約5平方メートルのデッキ、2階が約28平方メートルの2名から3名用の客室1室、1階が重りなどを設置するスペースとなる。客室は和室と洋室に分かれており、トイレやシャワー、バスタブなども設置。スタッフは常駐せず、移動の際は船がホテルを牽引するという。
3月の実証実験では社員が宿泊し、ゴールデンウィーク以降はモニターを募って移動と宿泊を体験してもらう。18年中は2艇で営業し、将来的には10艇から20艇程度に増やす予定。なお、それぞれのホテルは「船舶」として登録する。