成田、1月の国際線旅客は0.6%増、韓国・香港は2桁増
成田国際空港(NAA)によると、2018年1月の国際線旅客数(速報値)は前年比0.6%増の277万921人だった。このうち日本人旅客数は3.6%増の107万6775人。外国人旅客数は5.4%増の134万3318人となり、1月の過去最高記録を更新した。通過客は20.3%減の35万828人。
国際線旅客便の発着回数は2.3%増の1万4597回。昨年9月に日本航空(JL)がメルボルン線とコナ線を開設したほか、韓国・香港・中国などアジア方面のネットワーク拡充などにより、1月の過去最高を記録した。
方面別の旅客数は、韓国が16.9%増の15万7400人、香港が11.5%増の12万3900人でそれぞれ2桁増となったほか、中東を含むアジアが5.5%増の33万8600人、欧州が0.6%増の9万6400人でともに前年を上回った。
最も減少したのは北朝鮮問題の影響を受けたグアムで、21.0%減の3万4200人。グアム線についてはデルタ航空(DL)が1月8日を最後に運休している。このほか、アフリカ、オセアニア、太平洋、中国、台湾も前年を下回った。
なお、1月の国内線旅客数は前年比3.4%減の56万3704人で、旅客便の発着回数は2.7%減の4115回。国際線と国内線を合わせた総旅客数は0.1%減の333万4625人、発着回数は1.2%増の1万8712回だった。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。