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訪日客数、1月は9%増の250万人-韓国は3割増の80万人超

  • 2018年2月21日

 日本政府観光局(JNTO)によると、2018年1月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比9.0%増の250万1500人となった。航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増加などで1月の過去最高記録を更新したものの、伸び率は昨年は1月末だった旧正月が2月中旬となったことにより、1桁増に留まった。

 市場別では、JNTOが重点市場と位置づける20市場のうち、韓国と豪州が単月の記録を更新。韓国は28.5%増の80万3800人となり、初めて単月で80万人を超えた。豪州は14.4%増の6万9900人。前年を下回った台湾、香港、マレーシア、カナダ、英国以外の13市場は1月の記録を更新した。

 旅行者数が最も多かったのは韓国で、2位の中国は0.3%増の63万2300人。3位は台湾で0.1%減の35万500人だった。伸び率が最も高かったのはインドネシアで32.7%増の2万9900人。次いでロシアが31.9%増の5700人となった。

 2月21日の業界誌向け会見で、観光庁長官の田村明比古氏は今月から開始した欧米豪市場を主要ターゲットとする訪日促進キャンペーン「Enjoy my Japan」について言及。「プロモーション動画をYouTubeで配信したが、配信後2週間で450万回再生され、評判が良い」と喜びを語った。動画は夏のビーチで楽しめるアクティビティなどをアピールするもので、田村氏は「半年後に成果が出てくれば」と期待を示した。

 なお、1月の日本人出国者数は9.9%増の142万3700人だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。