エボラブルアジア、18年度1Qは売上高3割増、各利益は減少

  • 2018年2月15日

 エボラブルアジアがこのほど発表した2018年9月期第1四半期(17年10月1日~12月31日)の連結業績で、売上高は過去最高の前年比33.6%増の16億600万円、営業利益は55.9%減の8700万円、経常利益は57.0%減の8600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は73.5%減の3900万円となった。主力のオンライン旅行事業の拡大やベトナムでのITオフショア事業の好調などにより売上高は3割増となったが、ピーアール費用の増加や投資事業の開始などにより各利益は大幅減となった。売上総利益は41.3%増の12億1544万円で、販管費は39.4%増の11億2788万円。同社は売上面・利益面ともに「予算通りの進捗」と説明している。

 オンライン旅行事業の売上高は10.5%増の9億8276万円、セグメント利益は80.4%減の5843万円。「エアトリ」などの旅行販売サイトは、基幹システムのリニューアルやマーケティングの強化などで利用者が順調に増加した。提携先のブランドに旅行コンテンツを提供するBtoBtoC事業も、提携先の開拓などで利用額が増加。ホールセール事業も堅調に推移し、BTMサービスも成長したという。

 ITオフショア事業は売上高が69.2%増の5億6391万円で、セグメント利益が129.6%増の5728万円。前年度から開始した、M&Aや資本業務提携などによる投資事業の売上高は1億57万円、セグメント利益は9030万円だった。

 通期の連結業績予想は、売上収益は70億5000万円、営業利益は15億円、親会社株主に帰属する純利益は8億8100万円。数値は今期から移行する国際会計基準(IFRS)に基づくもので、前年比については示していない。