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JTB交流文化賞、第13回最優秀賞は仙台の復興支援サークル

  • 2018年1月25日

 JTBグループはこのほど、2017年8月から9月にかけて募集した「第13回JTB交流文化賞」の受賞作品を発表した。同賞は地域に根ざした交流の促進や、地域の活性化などに寄与した事業や体験記などを表彰するもの。地域活性化の取り組みを対象とする「組織・団体部門」、一般旅行者の体験記を対象とする「一般体験部門」、小中学生の作文を対象とする「ジュニア体験部門」の3部門を募集し、「組織・団体部門」の最優秀賞には仙台市の一般社団法人ReRootsによる「被災地域再生に挑め。『仙台の農村』を活かした学生の挑戦」を選出した。

 「ReRoots」は東日本大震災からわずか1ヶ月後に、地元の大学生たちが「震災復興・地域支援サークル」として立ち上げた団体。農家の目線で農地回復のボランティアを実施し、3年間で3万人のボランティアを受け入れて約500件の支援活動をおこなったこと、現在も活動を継続中であることなどを高く評価した。

 同部門の優秀賞には、茨城県の大洗ユニバーサルビーチクラブによる「大洗サンビーチ≒ユニバーサルビーチの取組」など2件を選出。そのほか「一般体験部門」では柴茜さんの北海道旅行記「ひみつの夏休み」など3作品を、「ジュニア体験部門」では上田史比等さんのケニア旅行記「無職のライオン」など16作品を表彰した。

 なお、今回の応募数は「組織・団体部門」が49、「一般体験部門」が88、「ジュニア体験部門」が1313で、合計は1450に上った。