ジャルパック、18年上期海外は7%増目標、ハワイ・豪州など強化

  • 2018年1月22日

  ジャルパックはこのほど、2018年度上期の海外旅行商品の販売を開始した。昨年9月から日本航空(JL)が成田/コナ線の運航を開始したハワイのサービス強化や、同月から成田/メルボルン線の運航を開始したオーストラリアの新商品などが目玉。このほか、ハワイやアジアなどについて早期割引特典を拡充した。18年度上期は景気の回復などにより旅行需要が堅調に推移するとの見通しで、取扱人数は前年比7%増の10万9000人をめざす。なお、ハワイやグアムなど一部の商品については12月に発売済み。

 ハワイについては、WiFiルーターの無料レンタルを開始。オアフ島では全エリアを対象に、観光スポットやレストランなどへの移動に利用できるサービス「レインボータクシー」を新設した。ハワイ島では、コハラ地域のホテルやショッピングスポットなどを周るシャトルバス「コハラ・コースト・イブニングシャトル」を新たに運行する。このほか、同じホテルに3連泊以上する場合、120日前までの予約でホテル内での朝食が付く「早決120」などを設定し、早期予約の取り込みを強化する。

パンフレットの表紙  オーストラリアは新たなコースとして「ハミルトン島とメルボルン7日間」を設定。パースとメルボルンを訪れる添乗員同行ツアー「パース花紀行と風が作った窓『ネイチャーズウィンドウ』を訪れるオーストラリア横断9日間」も新設した。

 3月25日からJLが成田線を1日2便に増便するグアムについては、全コースを対象に追加代金なしで搭乗便を選べる「便名確約プラン」を用意。「JALビジネスクラスで行くグアム」の設定ホテル数も増やした。

 北米では添乗員付きの周遊コースを3コース新設。ワシントンD.C.とニューヨーク、ラスベガス、グランドキャニオンを巡るコースや、夏のカナダでカナディアンロッキーとオーロラを楽しむコースなどを設けた。昨年に専用パンフレットを作成したディズニーリゾート商品については、ハネムーナー向け商品として「グランドサークルの絶景&ディズニーランドリゾート」を用意。ヨーロッパでは「ゆったり周遊」「ゆったり連泊」のラインナップを全24コースに増やし、添乗員付きのツアーはこれまでの2名、6名に加えて、8名催行コースを新設した。

 アジアのリゾート商品ではベトナム南東部のムイネや、スリランカへのコースを新設。客室をスイートやヴィラなどにアップグレードする「早決90」など、早期予約特典も拡充した。このほか、シンガポール、ホーチミン、ハノイの各都市に滞在する商品では、ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスを利用するコース「くつろぎの休日」を設定。ニューカレドニアについてはヌメアに滞在し、イル・デ・パン島などを訪れるコースを新設した。

 なお、同社によれば17年度下期の取扱人数は、燃油サーチャージや円安の影響などにより、前年同期比11%減の9万2000人を見込むという。