JALが18年度計画、夏はモスクワ線デイリー、関空/HNL増便延長も
JALグループは1月18日、2018年度の路線便数計画を決定した。国際線については、現在の冬ダイヤでは週4便で運航中の成田/モスクワ線を昨年と同様に増便。3月25日から6月30日までは週5便、7月1日から10月27日までは週7便で運航する。日露両国のビザ取得要件緩和に伴う需要増などにあわせたもので、10月28日からの冬ダイヤでは週4便に戻す。使用機材は現行と同じ「スカイスイート」仕様のB787-8型機で、座席数はビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席の計161席。
さらに、18年夏ダイヤで1日2便に増便する関空/ホノルル線と成田/バンコク(スワンナプーム)線は、需要増を受けて来年の3月30日まで増便期間を延長する。増便分の航空券は1月24日から販売を開始する。
機材については、1日2便で運航する羽田/スワンナプーム線のうちB787-8型機で運航中のJL033便とJL032便を、8月1日からスカイスイート仕様のB777-200ER型機をに変更。これにより、同路線は全便を同機で運航することとなる。このほか成田/ホノルル線については、8月のお盆期間にスカイスイート仕様のB777-300ER型機を投入して、ファーストクラスを提供する。
国内線では羽田/新千歳線について、夏休みや週末などの繁忙期に期間増便を実施する。また、7月1日からは新たに徳之島/沖永良部/那覇線の運航を開始。既存の奄美大島/徳之島線と合わせて、奄美大島から沖縄本島までの「奄美群島アイランドホッピングルート」とし、今夏に世界自然遺産登録をめざす各島々を結ぶ。使用機材は全48席のATR42-600型機。そのほか奄美大島/与論線も現在は週3便から週4便のところ、1日1便に増便する。
このほか機材変更では、羽田/山形、三沢線、伊丹/秋田、松山線、新千歳/青森線に「クラスJ」を備えたエンブラエルE190型機を順次投入。昨年度に導入したATR42-600型機については、伊丹/屋久島線など鹿児島県内の離島路線を中心に利用を拡大する。このほか、那覇/久米島線などに「スカイネクスト」仕様のB737-800型機を投入する。