ANAとJAL、11月の国内線旅客は4.6%増、利用率75.6%
全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年11月の国内線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比4.6%増の647万5370人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.9%減、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が5.3%増となった結果、利用率は4.5ポイント増の75.6%となった。
NHの旅客数は4.0%増の346万926人で、ASKは1.8%減、RPKは5.2%増、利用率は4.9ポイント増の74.5%。JLは旅客数が5.3%増の301万4444人で、ASKは0.4%増、RPKは5.5%増、利用率は3.7ポイント増の77.2%だった。旅客数はNHがJLよりも多かったが、利用率はJLが上回った。
路線別の旅客数は2社ともに羽田/福岡線が最も多く、NHは6.3%増の31万2553人、JLは6.0%増の27万3438人。2位はともに羽田/新千歳線で、NHが5.5%増の27万8600人、JLが3.3%増の24万2125人だった。3位はNHが羽田/伊丹線で0.8%増の25万4578人、JLが羽田/那覇線で8.9%増の22万7143人。両社ともに上位9路線を羽田線が占めた。
NHの路線で最も伸び率が高かったのは、座席数を187.3%増と増やした中部/旭川線で、261.1%増の3409人。2位は中部/宮崎線で58.0%増の1万4468人、3位は羽田/宮古線で56.6%増の1万4132人だった。JLの伸び率1位は新千歳/青森線で、37.8%増の8084人。2位は伊丹/新潟線で29.9%増の1万4161人、3位は宮古/多良間線で24.5%増の4161人だった。
NHの路線で利用率が最も高かったのは新千歳/那覇線で88.4%。2位は羽田/宮古線で87.2%、3位は成田/伊丹線で85.7%だった。JLの1位は福岡/宮崎線で87.9%。2位は丘珠/利尻線で84.1%、3位は羽田/那覇線と成田/伊丹線で、それぞれ83.9%だった。
国際線の詳細は別途記載(下記関連記事)。