ANAとJAL、年末年始の国内線予約人数は0.9%増、沖縄が好調
全日空(NH)と日本航空(JL)が12月22日に発表した、年末年始(12月28日~1月3日)の国内線の予約状況で、2社の予約人数の合計は0.9%増の178万4111人だった。座席数は2.6%減の225万5866席で、予約率は2.8ポイント増の79.1%となった。
NHは座席数が4.6%減の130万7735席、予約人数が0.3%減の103万4397人で、予約率は3.4ポイント増の79.1%。JLは座席数が0.2%増の94万8131席、予約人数が2.7%増の74万9714人で、利用率は1.9ポイント増の79.1%だった。座席数・予約人数ともにNHがJLを上回ったが、利用率は同じとなった。
NHの方面別の予約人数は「沖縄」が3.9%増の18万6326人となった以外は、いずれも前年を下回った。1月6日から8日が3連休となるため年末年始の国内旅行は分散すると予測し、3日までの座席供給量を前年よりも減らしたことが要因という。予約人数が最も多かったのは「九州」で1.5%減の28万6317人だった。
予約率については全方面で増加。予約率とその伸び率の1位はともに「沖縄」で、6.2ポイント増の86.6%となった。このほか「関西」が2.3ポイント増の84.7%、「中国・四国」が5.3ポイント増の80.9%となり、ともに8割を上回った。
JLの方面別の予約人数は「九州」が最も多く、1.9%減の17万8560人。伸び率が最も高かったのは「沖縄」で13.5%増の8万6896人だった。「九州」以外では「関西」が前年を下回り、3.5%減の7万2298人となった。
予約率が最も高かったのは「沖縄」で、1.6ポイント増の88.2%。予約率の伸び率が最も高かったのは「中国・四国」で、3.4ポイント増の79.9%だった。このほか、8割を上回ったのは「関西」と「北海道」で、それぞれ2.4ポイント減の83.2%、3.3ポイント増の81.0%増。