ANAとJAL、年末年始の国際線旅客は3.8%増に、予約率87.2%
全日空(NH)と日本航空(JL)が12月22日に発表した年末年始(12月28日~1月3日)の国際線の予約状況で、2社の予約人数の合計は前年比3.8%増の40万5505人だった。座席数は2.6%増の46万4788席で、予約率は1.0ポイント増の87.2%となった。
NHの座席数は3.8%増の25万1431席、予約人数は4.5%増の21万1259人で、予約率は0.6ポイント増の84.0%。一方のJLは座席数が1.3%増の21万3357席、予約人数が3.1%増の19万4246人で、予約率は1.7ポイント増の91.0%だった。座席数と予約人数はNHがJLを上回ったが、予約率はJLが7.0ポイント上回った。
方面別では、NHは全方面でレジャー需要が好調に推移。中国・アジア方面からの訪日需要も好調という。予約人数は全方面が前年を上回り、最も多かったのは「アジア・オセアニア」で1.3%増の9万5851人。伸び率が最も高かったのは「北米」で11.7%増の3万5674人だった。予約率とその伸び率は「リゾート」(成田・羽田/ホノルル線)が6.2ポイント増の96.2%でともに1位だった。このほか、「中国」が5.3ポイント増の81.6%となり前年を上回った。
JLの予約人数は「米大陸」が1.8%減の2万5713人、「中国」が1.5%減の4万875人となった以外は、全方面が前年を上回った。最も多かったのは「東南アジア」で、2.4%増の6万7643人。伸び率が最も高かったのは、今年の9月に成田/メルボルン線を開設した「オセアニア」で52.3%増の4890人だった。予約率も「オセアニア」が5.2ポイント増の95.1%で最も高かった。予約率の伸び率の1位は「韓国」で、11.8ポイント増の94.0%となった。
期間中のチャーター便や臨時便については、JLがチャーター便として成田/コロール(パラオ)間を片道3便、臨時便として関空/ホノルル間を片道3便運航する予定。NHはチャーター便・臨時便ともに予定はない。
日本発のピーク日はNH・JLともに12月28日から30日までと1月2日で、JLについては1月3日もピーク日となる見込み。日本着のピーク日はNH・JLともに1月2日と3日で、NHは12月28日もピーク日として挙げた。