JATA、1月に菊間副会長などがトルコ視察、テロ対策を確認

  • 2017年12月24日

 日本旅行業協会(JATA)海外旅行推進委員会は、1月11日から16日までの3泊6日の日程で、トルコのイスタンブールなどを視察する。トルコ政府からの要望を受けて実施するもので、旅行商品造成の促進による旅行者数の回復がねらい。JATA海外旅行推進部副部長の保坂明彦氏は12月21日の業界紙向け会見で「治安や安全対策などを視察し、帰国後に各社に情報を提供することで、商品造成を一層加速させたい」と語った。視察団には、JATA副会長でアウトバウンド促進協議会(JOTC)会長の菊間潤吾氏など海外旅行推進委員が12名、JATA事務局から3名、トルコ共和国大使館やターキッシュエアラインズ(TK)から5名の計20名が参加する。

 イスタンブールでは、テロ対策などを含めた安全対策に関する視察や、関係者との意見交換を実施。2018年に開港予定のイスタンブール第3空港や、16年1月にテロ事件が発生したブルーモスク周辺などを視察する。その後は2班に別れて、それぞれイズミルとカッパドキアを訪問。イズミルではJOTC欧州部会による「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に選ばれた「エーゲ海オリーブ街道」を、カッパドキアでは世界遺産の奇岩群や、宿泊施設のセキュリティの現状などを視察する。