国交省、「手づくり郷土賞」19件を発表

  • 2017年12月20日

 国土交通省は12月14日、地域づくりの優れた取り組みを表彰する2017年度の「手づくり郷土(ふるさと)賞」19件を選定、発表した。

 手づくり郷土賞は地域の個性・魅力を創出し、社会資本と関わりをもつ優れた地域活動を表彰するもの。1986年度に創設され、今年度で32回目。

 今回は全国から37件の応募があり、そのなかから一般部門16件、これまでに受賞経験があるものから選ぶ大賞部門3件を選定。受賞した地域と取り組み名は次の通り。

【一般部門】 北海道稚内市―古き良きものを守る▽岩手県一関市―「骨寺村荘園遺跡」等の保全と地域の活性化を目指す活動▽宮城県石巻市―石巻南浜津波復興祈念公園における市民の伝承活動▽茨城県古河市、栃木県栃木市・小山市・野木町、群馬県板倉町、埼玉県加須市―渡良瀬遊水地の未来に向けて▽新潟県糸魚川市―100年の景観づくり「枝垂れ桜の咲く里への回り道▽静岡県静岡市―うしづま水辺の楽校 子供達のたくさんの笑顔、オクシズの魅力アップを目指す▽静岡県沼津市―かのがわ風のテラス▽兵庫県神戸市―須磨ニュータウン周辺の森を整備し、癒しの森(場)づくり▽兵庫県赤穂市―坂越浦の礎を築いた北前船廻船物語▽広島県三次市―住民自治で創る川西のまちづくり▽愛媛県松山市・松前町―重信川河口域の湿地環境保全▽福岡県田川市―水辺空間を活かしたまちづくり▽熊本県錦町―球磨川のほとりに咲くツクシイバラ▽大分県津久見市―河津桜に夢をのせて▽大分県九重町―野焼きによる感動の景観づくり▽沖縄県名護市―公園での「まつり」と周辺の「やすらぎ」空間の創出

【大賞部門】 神奈川県川崎市―「多摩川エコミュージアムプランの推進」人をつなげる森と川▽徳島県徳島市―万代中央ふ頭(音楽が紡ぐ港の魅力発信)▽大分県大分市―海と街とのやさしい出合い

 受賞した中からグランプリは1月28日に東京都港区の発明会館で開く「手づくり郷土賞グランプリ2017」で決定する。


情報提供:トラベルニュース社