全日空も国内線WiFiを無料化、4月から-日本航空に続き
全日空(NH)は12月20日、国内線の機内で提供しているWiFiサービスを、来年4月から無料化すると発表した。対象は全座席クラス。同社は今年1月から「ANA Wi-Fiサービス」として40分550円または1フライト1050円で、機内WiFiサービスを提供しているが、乗客からの希望の多さや他社との競争を勘案し、無料化を決定したという。なお、日本航空(JL)は今年の6月から国内線の機内WiFiサービスを無料化している。
無料化されるのはWiFiサービスを導入済みのA321型機の全機と、B737-300型機、B767型機、B777型機、B787型機の一部。B777型機のうちB777-300型機、B787型機のうちB787-9型機はすでにサービスを導入している。現在の対象機数は合計で71機に上り、全運航便の約50%で無料のWiFiサービスを利用できる計算になる。NHは18年度末までに約100機でサービスを提供するという。なお、現時点で国際線については無料化の計画はない。
なお、NHは同じく来年4月から、無料で提供している「機内Wi-Fiエンターテイメント」のコンテンツを拡充。現在はドラマなどの映像作品や音楽、書籍、地上波のテレビ番組など97種類を用意しているが、ラインナップを随時増やしていくという。
このほか、19年度下期以降には、B777型機、B787型機の座席にモニター、USBポート、電源コンセントなどを順次装備する。NHの国内線用機材で全席に座席モニターが付いているのは、今年9月に導入したA321neo型機のみ。USBポートについてはB767型機、B737型機にも導入する。