アルファインテル、総カラーガイド本を独自制作、無償提供
第1種旅行会社のアルファインテルはこのほど、ブラジルのガイドブックを自主制作した。同社にとっては初の試みで、来年が日本からのブラジル移民110周年であり皇室関係者がブラジルを訪れる可能性があるなど盛り上がりが予想されるなかで、ブラジル旅行の手配獲得をねらって作ったという。
ガイドブックはA5版でページ数は200を超え、すべてカラーで印刷。航空会社などからの広告と自社の費用で合計2万部を制作し、10月から取引先の旅行会社経由、あるいは自社で扱う団体などに配布している。
中身はブラジルの基本情報のほか、エリアごとの見どころやグルメ、宿泊施設、お勧めのお土産情報などを写真付きで紹介。また、A3サイズの「イグアスの滝観光マップ」も制作しており、折りたたんでガイドブックと合わせて提供している。
デザインは外注したものの、コンテンツはほぼ社内で内製したといい、同社取締役副社長の小野田孝英氏によると周囲からの評判は上々。近隣の国から費用を負担してでも出してほしい、といった要望も寄せられているという。