HIS、年末年始の海外1位は今年もホノルル、伸び率はルクソール
エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、年末年始期間(12月23日~2018年1月3日)の海外旅行予約ランキングを発表した。11月16日時点における、海外ツアーと航空券の予約状況に基づいたもの。ホノルルが全渡航者数、航空券のみまたは航空券とホテルなどの手配を組み合わせた「自由旅行」、パッケージツアーの全部門で、4年連続の1位となった。全渡航者数については6年連続の1位。
各部門の上位10位については、全渡航者数において昨年2位の台北が3位になり、昨年3位のソウルが2位になるなど若干の変動はあったが、ほぼ昨年と同じ顔ぶれとなった。自由旅行については、昨年11位のマニラが9位に上昇し、昨年10位のロサンゼルスが圏外となった。
予約数の伸び率が最も高かったのはエジプトのルクソールで、536%増となった。10月21日からエジプトで国際チャーター便などを運航するエア・レジャー(AL)が成田発ルクソール行き、カイロ発成田行きのチャーター便をそれぞれ週1便運航しており、同社もツアー化していることが一因という。2位はブリュッセルで242%増、3位はマルタで215%増となった。出国のピーク日は12月30日で、次いで29日、28日が続いた。
なお、同社はこのほど、社員を対象にアンケート「18年にヒットしそうな旅先」を実施。937の有効回答を得た結果、1位にはドバイが選ばれた。料金が比較的安く、4日から5日程度で旅行することができ、「インスタ映え」するスポットが女性を中心に人気という。2位は「青い街」として知られるシャウエンなどがあるモロッコで、こちらもInstagram人気が後押し。3位はサッカーのワールドカップが開催されるロシアが選ばれた。
なお「少数であるが投票された国・地域」にはイタリアのイスキア島、クック諸島、バルト3国、アゼルバイジャンを挙げている。