「Odyssey Japan」のロゴ 　ANAグループはこのほど、主に欧米豪市場からの訪日外国人旅行者を、国内線で日本各地に送客する新たな事業「Odyssey Japan」を開始した。自治体からの依頼に基づき、市場リサーチから商品企画、販売、プロモーション、現地オペレーション、評価レポートに至るまでの事業をANA総合研究所が総合的にプロデュースし、NHやANAセールスなどのグループ企業が参画するもので、特に各地域の食材や料理などにスポットを当てるという。

　事業の第1弾として、まずは12月9日と10日に鳥取県で、同県や鳥取市、「鳥取空港の利用を促進する懇話会」などの協力のもと、羽田などゲートウェイ空港からの1泊2日のツアーを催行。砂丘観光や料理体験、日本酒の試飲などを盛り込んだ約5万円のツアーで、同社グループのウェブサイト「ANA EXPERIENCE JAPAN」で販売したところ、国内在住者のみながら外国人約10名が参加したという。同事業は今後も規模を拡大し、各地で展開する予定。