日本航空、春秋日本の安全運航を支援、整備は全面移行へ
日本航空(JL)は12月1日、春秋航空日本(IJ)からの要請を受け、IJの安全面の品質向上支援に合意したと発表した。今後はオペレーションに関するノウハウなどを提供する。支援の開始時期については明らかにしていない。
まずは整備について、全業務をJALエンジニアリングが受託する。IJは現在、基本的には自社で整備をおこない、一部の業務をJALエンジニアリングに委託している。
IJによれば、今後路線を増やして事業を拡大する上で、整備などの人員不足が課題として挙がっており、「安全を確保する上で整備は最も重要」との考えからJLへの委託を決定。整備以外についてもJLの協力を求める考えで、具体的な内容についてはJLと検討を進めていくとした。
なお、11月末には一部のメディアが、IJが安全上のトラブルなどから、半年間でパイロットの10人を乗務停止にしたと報道。IJは今回の発表にあたり「安全は社会との約束であり最優先課題」とコメントしている。