プリンセス、新造船の名前は「スカイ」、19年10月に処女航海

  • 2017年12月5日

客船「スカイ・プリンセス」  プリンセス・クルーズはこのほど、2019年10月20日に就航する新造船を「スカイ・プリンセス」と命名した。同客船は「ロイヤル・プリンセス」「リーガル・プリンセス」「マジェスティック・プリンセス」に次ぐ、14万トン級の「ロイヤル・クラス」の4隻目の客船。総トン数は14万3700トンで、乗客定員は3660名となる。

 新造船は全客室の80%がバルコニー付き客室。船内には社交場となる多層階吹き抜けのアトリウム「ピアッツア」、テレビスタジオ「プリンセス・ライブ!」、大人向けの屋外リラクゼーションスペース「サンクチュアリ」、屋外で映画鑑賞ができる大型スクリーン「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」などを設ける。

 処女航海はアテネのピレウスを出発し、シチリア島などを経てバルセロナに向かう「地中海とアドリア海8日間」。同コースとバルセロナからローマのチビタベッキアまでを航行する「地中海8日間」を組み合わせた、「処女航海 西地中海とアドリア海メドレー15日間」も設定した。処女航海の後は12月初旬まで、バルセロナやチビタベッキアを拠点に地中海を周るコースや、チビタベッキアからフォート・ローダーデールまでの大西洋横断クルーズを実施する予定。

 なお、同社はロイヤル・クラスの5隻目となる新造船をイタリアで建造中。5隻目は2020年に就航する予定だ。