ルフトハンザ、羽田/ミュンヘンにA350投入、エコノミーは新デザイン
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は12月1日、デイリー運航中の羽田/ミュンヘン線にA350-900型機を投入した。その初便が羽田空港に到着した2日午前には、関係者を招いて記念セレモニーを開催し、LH日本・韓国支社長のドナルド・ブンケンブルク氏やLH日本・韓国地区空港総支配人のブルーノ・ボービンガー氏のほか、来賓として国土交通省東京空港局東京国際空港長の今込毅氏が出席した。
LHではA350-900型機を計25機発注し、現在までに6機を受領。当面はミュンヘン空港を拠点に東京をはじめ、北京、香港、ボストン、デリー、ムンバイに運航し、既存のA340型機との入れ替えを順次はかっていく。
LHのA350-900型機はビジネスクラス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス224席の配置で、エコノミークラスは、ロンドンに拠点を置く「ピアソン・ロイド」が担当した新デザインを採用。人間工学に基づいて設計された座席とより広い収納スペースで快適性を高めたほか、青で統一されたシートは窓側から中央の席に向かって明るくグラデーションする仕組みになっており、ドイツ・デザイン賞2018を受賞するなど、視覚的な美しさも追求したという。
セレモニーで挨拶に立ったブンケンブルク氏は、「ルフトハンザは羽田空港からA350-900型機を運航する初めてのヨーロッパ系航空会社」であることを紹介したうえで、導入が「ルフトハンザにとって飛躍的な前進だ」と強調。この理由として、「お客様により広いスペースを提供できることでさらなる快適さを感じていただけるとともに、環境に対する責任も明確に表している」と語った。
また、空港長の今込氏は祝辞を述べたうえで、日本の空港のなかで羽田へ最初に最新機材を投入したLHの決定について「誇りを感じている」と感謝を述べた。