JATA、てるみ社長逮捕に「遺憾」-弁済手続きは最終段階に

  • 2017年11月8日

 日本旅行業協会(JATA)は11月8日に本誌の取材に応え、てるみくらぶの山田千賀子社長の逮捕について、理事長の志村格氏のコメントとして「旅行業界から逮捕者がでたことは遺憾。警察の捜査で事実が解明されることを望む」と回答した。警視庁は同日、山田社長と同社の元経理担当責任者の2名を、詐欺と有印私文書偽造・同行使の容疑で逮捕している。

 志村氏はそのほか、JATAが引き続き被害者向けに弁済手続きを進めており、年内には完了する予定であることを説明。現在は12月中の返金に向けて最終確認中という。そのほか、再発防止策については観光庁との協議を継続していることなどについても述べた上で、「業界の信頼回復に努めたい」と語った。