星野、ザ・ビー赤坂など6軒取得、「都市観光ホテル」強化

  • 2017年11月8日

 星野リゾート・リート投資法人は11月1日付で、星野リゾートが所有する「ザ・ビー赤坂」「ザ・ビー三軒茶屋」「ザ・ビー名古屋」「ザ・ビー神戸」、三栄建築設計が保有する「クインテッサホテル大阪心斎橋」、星野リゾート・マネジメントが保有する「星のや竹富島」の不動産を総額290億3900万円で取得した。同社は10月11日付でこれらの物件を取得する計画を発表していた。

 取得したホテルのうち、星野リゾートが所有していた4軒のホテルは、同社が「ホテル・ビー」を運営するイシン・ホテルズ・グループから6月に取得していたもの。各ホテルを運営する「イシン・ミナトアカサカ・オペレーションズ」「イシン・サンゲンヂャヤ・オペレーションズ」「イシン・ナゴヤサカエ・オペレーションズ」「イシン・イシン・コウベサンノミヤ・オペレーションズ」については子会社化している。運営はこれまで通り各社が担うが、将来的には星野リゾートが運営する可能性も考えられるという。

 「ホテル・ビー」は東京を中心に全国12軒に展開中。星野リゾート・リート投資法人によれば、観光客が宿泊しやすい2名以上のダブルまたはツインの客室が多いホテルを選んで取得したという。

 星野リゾートは都市を訪れる観光客向けの「都市観光ホテル」の展開を強化しており、10月5日には新ブランド「OMO(おも)」を立ち上げたところ。今回取得した「星のや竹富島」以外の5ホテルも「都市観光ホテル」と位置づける。