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KNT-CT新体制、KNTは社名変更、個人はクラツーに吸収-来年4月

  • 2017年10月26日

 KNT-CTホールディングスは10月26日の取締役会で、会社分割する予定の近畿日本ツーリスト(KNT)の社名をその後の事業内容に即した「近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(KNTコーポレート)」に変更すること、近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)については残った事業をクラブツーリズムに承継した上で、同社に吸収合併することを決めた。ともに4月1日付で実施する。

 あわせて、新たな100%子会社として地域旅行会社の「近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏)」と「近畿日本ツーリスト関東(KNT関東)」、ウェブ販売事業会社の「KNT-CTウエブトラベル(KNTCTWeb)」の3社を11月1日付で設立することも正式決定した。4月1日から業務を開始する。代表取締役社長は、KNT首都圏は現KNT社長の田ヶ原聡氏が、KNT関東は現KNT執行役員で営業統括本部関東営業本部長の高川雄二氏(※高ははしご高)が、KNTCTWebは現KNT-CT取締役経営戦略統括部部長(IT戦略担当)などを務める瓜生修一氏が就く。各社の役員体制は追って発表する。

 分割後のKNT改め「KNTコーポレート」は、東京エリアの法人を対象にMICEなどを取り扱う旅行事業会社となる予定。社長はKNT常務取締役で営業統括本部長・東京オリンピック・パラリンピック事業推進部長の高浦雅彦氏(※高ははしご高)が務める。KNT個人は、残る添乗員付きツアー造成事業をクラブツーリズムに承継したのちクラブツーリズムに吸収合併。なお、昨年からKNT個人は、一部のツアーの造成をクラブツーリズムに移管し、ツアーの共同催行を実施するなど、連携を強化していた。「ホリデイ」のブランドはそのまま残し、再編後の商品造成は地域会社とクラブツーリズムがそれぞれ担当する予定。

 なお、KNT-CTは今年4月に発表した大規模な事業構造改革においては、すでに分社化によって地域旅行会社の「近畿日本ツーリスト中部」と「近畿日本ツーリスト関西」を、訪日旅行事業会社の「KNT-CTグローバルトラベル」を設立しており、今月1日から事業を開始している。

▽KNT-CTホールディングス、組織再編の遷移
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