外務省、ケニアに3度目の注意喚起、26日に大統領再選挙
外務省はこのほど海外安全ホームページで、ケニア全土について注意喚起のためのスポット情報を発出した。同国では8月に大統領選挙が実施されたものの、野党の異議申し立てにより、公式発表された選挙結果が覆される史上初の事態が発生。再選挙は10月26日に予定されているが、与野党支持者による衝突などで治安が悪化する可能性があるため、外務省は大統領就任式典が実施されるまで、旅行者には不要不急の渡航を止めるよう呼びかけている。
なお、同国では大統領選挙をめぐり野党側支持者による反発が高まっており、現段階では「実際に再選挙がおこなわれるか否か不透明な状況」。就任式典は早くても11月14日以降となる。
外務省はそのほか、ケニアでは北東部や沿岸部でイスラム教過激派によるテロ事案が多数発生していることも説明。治安当局からも、選挙の混乱に乗じたテロ行為に対する注意喚起が発出されていることを伝えている。