大阪のアバンティ・ウエストが破産開始-アバンティリゾート関連
東京商工リサーチ(TSR)によると、大阪市に本社を置く第3種旅行業者のアバンティ・ウエストは10月6日、岡山地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円。
かつて加盟していた日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)によれば、同社は今月11日に営業を停止したアバンティリゾートクラブの大阪事務所が独立して、1992年12月に設立した会社。当初は旅行業者代理業者としてアバンティリゾートクラブの旅行商品を販売し、その後は第3種旅行業を取得。大手旅行会社などを相手に、ランドオペレーター業もおこなっていた。
OTOAには2007年6月に入会。しかし経営不振により昨年からは会費の未納が続き、8月以降は代表者と連絡が取れなくなるなど、営業状況を確認できない状態が続いていたという。その後、今年3月にはOTOAの会員資格を喪失している。
なお、同社は08年には全国旅行業協会(ANTA)にも入会。その後、今年1月には退会している。