カンタス、LATAMとチリ線セミナー開催、関空線に期待も
カンタス航空は10月18日、チリ大使館とLATAM航空グループと共同でチリ観光セミナーを開催した。チリ貿易振興局(プロチリ)のイベント「チリフード、ワイン&トラベル」に合わせて実施したもので、開催は2年ぶり。
QFでは、シドニーからチリのサンティアゴへ週4便で就航しているほか、LATAMも同区間をニュージーランドのオークランド経由でデイリー運航し、さらに10月5日からはメルボルンへも週3便で乗り入れているところで、いずれも相互にコードシェアしている。
QF日本支社長の荻野雅史氏によると、夜便で日本からオーストラリアへ移動し、短い時間で乗り換えて日中に南米へ移動するルートである点が利用者から「身体に優しい」と高い評価を得ているといい、以前から少しずつプロモーションを実施。ここに来てQFとして日豪線の座席供給量も増え、法人需要を中心に実績も伸びていることからさらに利便性をアピールしたい考えだ。
また、LATAM航空グループ日本地区副支社長を務める山田剛氏によると、現状では北米経由が75%から80%を占めており、それ以外でも欧州経由があるなど現状では必ずしもオーストラリア経由は多くないものの堅調。今冬からはQFが関空/シドニー線にも就航予定でこちらも同日乗継が可能であることから、近畿エリアの需要取り込みにも期待できると語った。