KNT-CT、8月の海外旅行は0.3%減-リオの反動で団体減
KNT-CTホールディングスの2017年8月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比0.3%減の161億6526万円だった。このうち企画旅行は22.4%増の87億6086万円、個人旅行は6.4%増の38億1900万円とともに前年を上回ったが、団体旅行は34.5%減の35億8541万円の大幅減となった。
団体旅行のうち、一般団体は昨年のリオデジャネイロオリンピックの反動で59.1%減の12億6473万円と大幅に減少。学生団体は修学旅行の取り扱いは増加したが、語学研修などの人数の減少などにより、2.5%減の23億2068万円となった。
企画旅行では、ホリデイの取扱額は19.4%増の30億3163万円。取扱人数はアメリカ方面が前年を下回ったが、その他の方面はほぼ前年を上回った。
クラブツーリズムの取扱額は25.3%増の54億7504万円。中国の九寨溝での地震や、バルセロナのテロ事件などの外的要因はあったが、欧州や東南アジア、九寨溝を除く中国が好調に推移したという。
なお、海外旅行以外では、国内旅行が3.9%減の298億3105万円、外国人旅行は22.3%増の14億5995万円で、関連商品などを含めた総計は2.0%減の482億9327万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。