エクスペディアと京都市が連携、情報発信や宿泊増など
エクスペディアグループと京都市はこのほど、地域活性化に向けた包括連携協定を締結した。同社グループが日本の地方自治体と連携協定を締結したのはこれが初めて。訪日外国人旅行者への情報発信、宿泊客数および宿泊日数の増加、宿泊施設の魅力向上などに共同で取り組む。
具体的には、エクスペディアグループが全世界で展開する複数のウェブサイトに京都の特集ページを設け、定番の観光地や京都ならではの宿泊施設などを紹介。訪日外国人旅行者における知名度が低い地域の観光資源などもアピールし、旅行者の集中による混雑の分散化もはかる。
宿泊客数と日数の増加に向けては、同社グループが保有する出身国別の宿泊客数の伸び率や予測、平均単価の推移などの各種データを共有し、マーケティングに活用。また、宿泊施設向けの講習会やセミナーなども企画する。そのほか、今後は京都市の訪日旅行情報サイト「Kyoto Official Travel Guide」に、Hotels.comの検索・予約機能を設けることも検討するという。