神戸空港、4月から民営化へ、関西エアポートが新会社設立
関西エアポート、オリックス、フランスの空港運営大手ヴァンシ・エアポートの3社から成るコンソーシアムは9月26日、来年4月に民営化する神戸空港の運営会社としてこのほど「関西エアポート神戸株式会社」を設立したこと、同日に新会社と神戸市が運営実施契約を締結したことを発表した。オリックスとヴァンシ・エアポートが出資する関西エアポートは関空と伊丹を運営しており、今回の契約締結により正式に3空港の一体的な運営開始が決定した。
新会社は神戸市に本社を置き、関西エアポートが株式の100%を保有。代表取締役社長と副社長は関西エアポートと同じく、それぞれ山谷佳之氏、エマヌエル・ムノント氏が務める。
神戸市は今年7月に、神戸空港の運営権売却の優先交渉権者として「ORIX・VINCI Airports・関西エアポートコンソーシアム」を選定したところ。契約期間は18年度から59年度までの42年間で、両社が合意した場合は、最長で69年度まで延長できる。