ピーチ、新たに4路線就航-仙台を第3拠点化

  • 2017年9月25日

24日に開催した、仙台での就航記念式典  ピーチ・アビエーション(MM)は9月24日、新千歳/仙台、福岡、台北(桃園)線の運航を開始するとともに、仙台を第3拠点化した。仙台線は1日2便、福岡線は1日1便、桃園線は週3便で運航。MMによれば、日系航空会社が新千歳空港から国際線の新路線を開設するのは14年ぶりという。なお、翌25日には仙台/桃園線も週4便で開設。いずれも180席のA320型機で運航し、搭乗率は75%から80%程度をめざす。

 初便の搭乗率は、新千歳/仙台線の新千歳発には大人170名・幼児3名が搭乗し、94.4%に。仙台発は大人164名・幼児1名で91.1%だった。新千歳/福岡線は、新千歳発は大人176名で97.8%。福岡発は大人172名・幼児2名で95.6%だった。新千歳/桃園線は、新千歳発は大人150名・幼児7名で83.3%。桃園発は大人169名・幼児3名で93.9%だった。仙台/桃園線は仙台発が大人168名・幼児3名で93.3%、桃園発が大人176名・幼児2名で97.8%だった。

 MMによれば、24日に仙台空港で開催した就航記念セレモニーでは、同社CEOの井上慎一氏が登壇。仙台空港を第3拠点化したことについては、東日本大震災からの復興につなげる考えを示したという。同社は拠点化にあわせて、宮城県と共同でMMを活用した女子旅を訴求するための特設サイト「COMOMO」を開設。宮城県の食やエンターテイメント、ショッピングの情報を、日本語、英語、中国語繁体字、韓国語で提供する。

新千歳で開催した、桃園線の就航記念式典  そのほか、同日には新千歳空港で3路線の就航イベントを開催し、取締役副社長の森健明氏が出席。「18年には新千歳を第4の拠点として路線網を拡大していきたい」と意欲を示したという。