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ヘリコプターをシェア、AirXが新サービス、成田片道5.98万円

  • 2017年9月25日

 東京都の第3種旅行業者であるAirXは10月、ヘリコプターのライドシェア「CodeShare」のサービスを開始する。同社は以前からヘリコプターチャーターや遊覧サービスを提供しているが、新サービスは、ヘリコプターが稼働していない時間と、同じ目的地をめざす人々の移動ニーズを組み合わせることで事業化するもの。

 移動区間は東京都内と箱根、初島、成田空港の間。ライドシェアの形を取ることで従来よりも割安な料金で提供できるといい、例えば飛行時間約20分で移動できる東京ヘリポートから成田空港の区間では、最大8名の搭乗が可能で1席あたり5万9800円。同じ機材を同じ区間でチャーターすると88万円となる。
 
 予約は2ヶ月前から受け付け、空きがあれば前日でも対応。また東京都内23区から東京ヘリポートへの無料タクシー送迎や無料荷物配送もサービスとして用意する。

 チケットの販売は10月2日に開始し、空きがあれば翌3日から搭乗可能。初期段階ではAirXの会員登録者に限定し、支払い方法はクレジットカードの事前決済を基本としつつ法人提携先は請求書にも対応する。

 なお、AirX代表取締役CEOの手塚究氏によると当初は1日2便(1往復)程度の運航を予定しており、1年を目処に1日12便(6往復)に拡大したい考えという。