日本航空、7年ぶりに成田/コナ線、初便はほぼ満席
日本航空(JL)は9月15日、成田/コナ線のデイリー運航を再開した。使用機材はビジネスクラス24席、エコノミークラス175席、計199席のB767-300ER型機。成田発初便の搭乗者数は大人198名、幼児3名、コナ発初便は大人196名が搭乗し、ともにほぼ満席となった。JLは同路線を1996年6月から2010年10月まで運航していたが、経営破綻を受けて運休。約7年振りの再開となった。
JLによれば予約は好調で、9月については計画値を超えているほか、10月以降もFITなどが牽引して堅調が続く見込みという。日本人と外国人の比率については「正確には把握していない」ものの、発券ベースでは9割が日本発、1割が海外発。今後はコナ線の認知度向上に向け、積極的にピーアール活動を実施していく方針だ。
15日夜には成田とコナでそれぞれ記念式典を開催。JLによれば、成田の式典には代表取締役専務執行役員の大川順子氏が、コナの式典にはJL会長の大西賢氏が登壇。大西氏は経営破綻により同路線を「断腸の思い」で運休したことを振り返った上で、「いつかこの路線を再開したいと思い続けて約7年が過ぎ、今日、やっと再開することができた」と喜びを語ったという。