ジェットスターJが経営体制変更、片岡氏は会長から「社長」に

  • 2017年9月13日

 ジェットスター・ジャパン(GK)は9月13日、8日付の新たな経営体制を発表した。同社は2015年3月まで、設立時からの代表取締役社長である鈴木みゆき氏がトップを務めてきたが、退任後の4月以降は、代表取締役の決裁が必要な業務などは代表取締役会長として片岡優氏が、日常的なオペレーションなどはCEO(最高経営責任者)としてジェリー・ターナー氏が担う体制に変更。当面の間は「2頭体制」で運営するとしていた。

 今回の体制変更は、15年4月以降の体制の安定を受けたもので、片岡氏は今後は代表取締役「社長」として、オペレーション全般を含む業務を統括。ターナー氏は会長に就任して片岡氏をサポートする。あわせてジェットスターグループの戦略責任者などを務めてきたニック・ローラック氏がGKの取締役チーフエグゼクティブアドバイザーに就任し、戦略面などをサポートするという。

 片岡氏は2006年にジェットスター航空(JQ)に入社。同社グループの日本支社長などを歴任したのち、15年4月からGKの代表取締役会長を務めていた。ターナーは04年にJQに入社。同社グループやグループの航空会社で複数の要職を務めたのち、片岡氏と同じ15年4月にGKのCEOに就任している。

 ローラック氏は、ボストン・コンサルティング・グループで経営コンサルタントを務めたのち、11年にジェットスターグループ入りしている。