外務省、台湾と中国沿岸部に注意喚起、14日に「タリム」接近
外務省はこのほど海外安全ホームページで、台湾と中国の沿岸部について注意喚起のための広域情報を発出した。9月14日から15日にかけて、非常に強い勢力の台風18号(国際名「タリム」)が接近する見込みであることから、旅行者には最新の気象情報の入手に努めるとともに、適切な安全対策を講じるよう呼びかけている。台風は13日13時50分の時点で宮古島の東約60キロメートルの位置にあり、時速15キロメートルの早さで北西に進んでいる。
具体的な安全対策としては、気象庁のウェブサイトなどから情報の収集に努め、台風による被害が予想される場合には渡航を控える、日程や訪問地などを変更することなどを要望。また、懐中電灯や携帯用ラジオの確保、飲料水や食糧の備蓄、家族への緊急連絡先の伝達、避難場所の確認なども求めている。そのほか、台風の通過後にも地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない2次災害が発生する可能性があることに留意すべきとしている。