旅工房、りそなから5億円の資金調達枠確保-株価は低迷

  • 2017年9月12日

 旅工房はこのほど、りそな銀行と総額5億円のコミットメントライン契約を締結した。期間は9月11日からの1年間で、調達した資金は運転資金として使用する予定。コミットメントライン契約は銀行と企業があらかじめ契約期間と融資額を決め、その範囲内で企業の請求に基づき銀行が融資するもの。同社は直近では7月に三菱東京UFJ銀行と同様の契約を締結しており、今回の契約で、資金調達枠は金融機関7行との間で総額21億円となる。旅工房はそのほか、4月には東証マザーズに上場し、その際に約6億6000万円を調達したと見られている。

 なお、旅工房の株式の初値は3750円で、4月26日には5580円の高値を付けたものの、その後は徐々に低迷し、9月11日の終値は2381円にまで落ち込んでいる。同社は株価の下落については「市場の判断によるもので、当社が関与し得るものではないためコメントは差し控える」としている。