キューバ、カリブ諸国 / ハリケーン「イルマ」の影響‐続報3
カリブ海で発生したハリケーン「イルマ」(IRMA)に関する続報をお伝えいたします。
現地時間2017年9月09日(土)にハリケーン「イルマ」はキューバ上空を通過、現在はTV等多くのメディアで報じられている通り、アメリカ・フロリダ州に上陸しております。
キューバ通過時のカテゴリーは3(最大風速60キロ)と大型ハリケーンの状態で、キューバ北東部から西に移動、MATANZAS(バラデロ)エリアからアメリカ・フロリダ州南部に進んでおります。
現在ハリケーンは通過したものの、未だに風速40~50キロの突風が発生している状況です。雨は概ね止んだものの、5~6メートル級の大型の波がハバナ海岸沿いを襲っております。(しかし徐々に弱まっております。)
ハバナや地方都市のSANCTI SPIRITUS CAMAGUEY、MATANZASなどでは、町中の電柱や木が倒れたり、洪水などが発生しております。
現時点では、ハバナ国際空港は9月11日(月)まで終日閉鎖、9月12日(火)より再開を予定しておりますが、現在行われている空港施設や滑走路へのダメージの状況によっては、閉鎖期間が延長となる可能性もあります。これを受け、ハバナ発着便をキャンセルする航空会社も出ております。
よって9月11日~15日ハバナ到着便には、影響が発生する可能性もありますので、該当便をご利用予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
一方、ハバナやバラデロ、その他都市のホテルに関しては、現在のところ正確な被害情報は届いておりませんが、ハバナやバラデロの大型ホテル(MELIA 系列)などには大きな被害は発生しておらず、現在も平常通り営業を行っております。
今回のハリケーンの影響を受け、政府は既に復旧作業を開始しております。特に被害の多かった地域では、軍や市民による復旧作業が開始されていることもあり、予想より早い復興が期待されております。
また現地の最新情報が入り次第、ご案内いたしますが、現在、キューバにご滞在中の方は、十分ご注意ください。