「インフィニサミット」開催、スターアライアンス17社と-サポート強調
インフィニ・トラベル・インフォメーションはこのほど、スターアライアンス加盟航空会社17社と共同でセミナーと商談会を開催した。会場には業務渡航系の旅行会社を中心に120名以上が参加した。
スターアライアンス事務局からは、全日空(NH)の匝瑳雄一氏が世界一周運賃を紹介。スターアライアンス世界一周運賃は28の航空会社が参加してしており、他のアライアンスよりも加盟航空会社が多いため、目的地まで直行便で行けるケースが多く、また旅程によっては単独の航空会社で移動するよりも安価になるという。
例えば、日本から北米へ行き、欧州を経由して日本へ帰る旅程であれば、NHの航空券の場合、日本発、北米行きと欧州戻りを運賃として結合できない。そのためノーマル運賃となり代金は100万円以上となるが、世界一周運賃であれば、途中降機が3回以上などのルールがあるものの30万円台で移動することが可能だ。
匝瑳氏は「世界一周運賃はレジャーのお客様が利用すると思われがちだが、ビジネストリップでも需要がある運賃」であるとし、会場の業務渡航系旅行会社に出張者にも紹介してほしいと訴えた。
一方、インフィニからは営業部の大島裕美氏が「旅行業界におけるインフィニの役割」と題し、同社が提供する「機能や商品によるサポート」と「日本企業らしい人的サポート」について説明した。
「機能や商品によるサポート」では、航空会社の戦略を踏襲し、旅行会社が販売しやすい環境を創造するとして、スターアライアンス加盟航空会社とも高いレベルでの接続をおこなっていることや、旅行会社の予約から発券までの一連の流れをサポートしていること、そして今秋リリース予定の空席連動型の最安運賃検索機能「Bargain Finder GUI」などを紹介。
これに対して「日本企業らしい人的サポート」では、日本のGDSだからこそ日本の旅行会社と旅行者を熟知しており、「今、何が必要なのか」を見出して積極的な提案や機能の開発をおこなうことで、旅行会社の業務の効率化の実現ができるような活動を展開していると強調した。
なお、このほか航空会社向けに、一部の航空会社に対して予約記録の氏名訂正をおこなうなど運用面のサポートも提供しているという。
このほかセミナーでは、ユナイテッド航空(UA)、エア・カナダ(AC)、シンガポール航空(SQ)、アシアナ航空(OZ)、NH、LOTポーランド航空(LO)、ターキッシュエアラインズ(TK)、ルフトハンザグループもそれぞれのプロダクトやサービスなどを紹介した。