実施率は過去最低に-市場縮小目立つ16年度 じゃらん宿泊旅行調査(2)

 宿泊旅行費用総額の減少は、個人旅行の現地小遣い、宿泊費が減少したことで大きく、14年度の水準に戻った。費用の上昇で市場規模が拡大されてきた近年の傾向もここでストップした。

 同行者は「夫婦2人」の25.5%がトップというのは変わらないが、2位の「一人旅」は昨年まで11年連続の上昇を続けてきたが、同0.3ポイント減の17.2%に。ここでも近年のプラス要因が消えた格好になった。

 都道府県別の延べ宿泊旅行者数は、1位東京都が1527万人、2位北海道が988万人とトップ2は変わらない。次いで3位静岡県、4位神奈川県が前年から2つ順位を上げ、5位大阪府、6位長野県と入れ替わった。7位京都府、8位千葉県、9位兵庫県、10位福岡県は変わらず。ただトップ10全都道府県で前年割れ。

 増加率1位は佐賀県で16.0%増。2位福井県、3位茨城県が続くが、増加したのは8県にとどまった。

 調査は4月に2回実施。2次調査の有効回答数は1万5555件。

(17/09/06)

情報提供:トラベルニュース社